仮面二浪の早稲田受験記

仮面二浪の早稲田合格記

これは、仮面失敗残留留年の二浪が、早稲田大学に逆転合格し、夢を叶える物語。

2/13 早稲田大学、決戦前夜。

 

こんにちは、蓮です。

 

 

このツイートから、二週間が経ちました。

 

今までの人生の中でも、死ぬほど貴重で、重い「二週間」だった。

 

仮面先で生活を送っていた頃は、「はやく二週間経たないかな~」なんて思ってたけど、「こんなにも"重い"時間ってあるんだ」って初めて知りました。

 

 

そしてついに、この日が来ましたね。

 

 

明日は初陣です、『スポーツ科学部』。

 

今まで受けたことなかったんですけど、思いきって受けてみることにしました。

 

緊張は少ししてますけど、センターの時よりかは安心してます。

 

 

一年間を軽く振り返りつつ、この場を通して出発の覚悟を決めたいと思います。

 

 

 

「逃げてもいずれやってくる。」

 

 

「転生」しても、必ず向き合わなきゃいけない日が来るんだ。

 

 

去年の今頃、俺はもう二浪する、って心ではわかってた。

 

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こんなもん作ったりしてさ。

 

「来年なら絶対受かる!」なんて言って。

 

多浪して早稲田に入れば深みが出るからよりカッコよくね?」なんて思ったりして。

 

 

まぁ結局落ちた。

 

案の定、だよね。

 

でも、やっぱりしんどかったよ。

 

仮面失敗残留留年っていう事実は受け止め難かったし、

 

もう一度仮面先の学生としてリスタートする気力もなかった。

 

 

でも、気づいたらまたここを目指してたんだよね。

 

全落ちした翌日、「この足を止めたら二度と立ち上がれない」って体がわかってたのかな。

 

自分に喝を入れるために、早稲田に行ったんだ。

 

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これは、ブログのヘッダー画像に使ってる写真なんだけど、

 

実はこれ、俺が全落ちした翌日に撮った写真だったんだよね。

 

「俺はもう二度と負けない」って、ゾロみたいなセリフを大隈さんに誓った時だ。

 

「始まり」にふさわしいでしょ?

 

こうして俺の二浪生活は始まったんだ。

 

 

でもさ、友人たちはそんな俺を置いてどんどん合格していくんだよね。

 

カラオケ行ったりしてさ、なんか「受験って終わるんだな」って思った瞬間だった。

 

予備校の友達は進学先決まってさ、履修の話とかしてるしね、

 

そん時は、まるで自分のことのように友人を祝えて、メンタルが楽かったな。

 

でも、かたや俺はさ、二浪するってもう覚悟決めてたから、全落ちしたその翌日から、一刻でも早く追いつくために、すぐ受験勉強を始めたんだ。

 

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新しい単語帳やってみようと思って『シス単』を買った。笑

 

カラオケ行ってもそこで単語帳見たりしてさ。そん時の写真。今シス単使ってないけど笑

 

楽しかったよ、「現実」と向き合わないことが許されたこの時間は。

 

 

そして迎えた「仮面浪人二年目」。

 

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仮面先の桜


残留と留年が確定し、2年生としてまた仮面先に通うことになった時。

 

あの時の絶望は忘れられないね。

 

もう、やっていける気がしなかった。

 

「また一から始めるのか、俺の傷はまだ癒えていないのに。」

 

でも全部俺の責任だからさ。

 

時は待ってくれないんだな、って痛感した。

 

 

学内では「仮面浪人してたんでしょ?笑」って、イジリだろうけど、かなりキツいダメージ受けてさ。

 

 

ムカついたから、2倍にして返そう、って思って、宣言して。

 

本当にしんどかったよ、何もかも。

 

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渋谷のマックで終電まで勉強してた時の写真見つけた

 

端折るけど、結果的にフル単して休学を許されて宅浪して、今ここに至っている。

 

休学なんてね、去年は、土下座案件でお願いしても許されなかったからさ、

 

休学できただけでも、だいぶ進歩だと思うんだ。

 

受験費を稼ぐために、毎月10万円以上。去年以上にバイトをしたし、

 

受験勉強と大学の勉強の並行も、どちらも本気でやればやるほど、労力も、プレッシャーも、全て含めてしんどかった。

 

 

メンタル面だってそうだ。遊びも全部断った。

 

去年は半年くらい遊んでたけど、今年は全く遊んでない。

 

大きなイベントはたった数回だけ。本当に必要最低限のカタルシスを得るだけに留まった。

 

そんな限られた時間でも、高校の同級生と月一で模試終わりにご飯を食べたり、大学の友達と将来について話し合ったり、

 

短い時間でも「友人と触れ合う大切さ」が、俗世から距離を置くことで改めて分かったかな。

 

 

でも正直、辛かった。

 

何が辛かったか。

 

現実逃避をしても、そこには常に、「不安」があった

 

浪人生は、真の意味で「メンタル解放」にならないんよね。

 

「俺、こんなことやってるけど勉強しなくていいのかな…また落ちるぞ?」

 

みたいな。心から楽しめないんだ。

 

エナジードリンクを飲んで、1人でメンタルを解放してる時の方が、だいぶ気持ちは楽だったよ。

 

だから今年はめちゃくちゃエナドリ飲んだよ。

 

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良い子はマネしないでね!

 

俺のブログでも、ちょくちょく出てくる魔剤。宅浪期間の間でどれほど飲んだか知りたかったから、ずっとフタを保管してたんよね。

 

たぶん、これ以外の捨てた分を含めたら、100本をゆうに超えてると思います。笑

 

それほど、メンタルがやられてたってことですね、、、二浪宅浪のエゲつなさを説明するには、この画像1つで充分でしょう。。。

 

 

話逸れたかな、

 

今年は本当に、精神面では、かなりしんどい丸一年間だった。

 

「成功」すれば、オールオッケー!

でも「失敗」したら、全部無駄。

 

そんな考えをするようになってしまったのは、仕方のないことだった。

 

そりゃ、何年も浪人続けたら、もう戻れないところまできてる、っていう自覚がそうさせるからね。

 

でも、この「結果主義」の考え方だと、成功しても燃え尽きてしまうし、

 

失敗したら、もう立ち直れなくて、本当にこんな人生に価値なんてないから自殺するかもしれない。

 

生きると死ぬ、その真ん中あたりで、己の"結果主義"と闘いながら過ごす毎日だった。

 

すごく「過去の自分に囚われてる」というか、先の見えない毎日は「未来がない」日々ばかりだったんだよね。

 

でも、そんな"先の見えない日々"の中で1つ学んだことは、

 

「未来は幾らでもデザインできるし、変えられる。」

 

ということ。

 

「運命は変えられるんだ」って、今年出会ったある友人から教わった。

 

彼のおかげで、未来に対する見方が少しだけ良い方向に変わったんだ。

 

失敗したらその時で、考えればいいじゃないか。

今クヨクヨしてもしゃあないし、できることをやろうよ。

 

そうやって、この道を辞めたくなる自分を鼓舞させて、300数日、進んできた。

 

成功したら、それはそれでいい。燃え尽きるな。

 

失敗しても、そこから学べ、新たに舵を切れ、受験を続けるかどうかはその時また考えろ、と。

 

 

 

サンクコスト的な考えに囚われずに、「今」の自分で勝負してきます。

 

結果主義に苦しんでいた頃と比べて、だいぶ「変わったな」って思えるよ。

 

見た目や身分は何にも変化してないんだけどさ、この一年を通して、精神的に大きく成長できたと思う。

 

結果がどうであれ、ここまで進んできて、足を止めないでこれて、本当に良かった。

 

 

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今日俺が生きてる、ってだけでも奇跡だ。

 

正直、死にたい、って思うポイントはいくつもあった。

 

生きる価値とは?みたいな記事も書いたことあるしね、本当にきつかった。

 

でも、先の見えない毎日を1つずつ乗り越えてこれたこと

 

自分が今ここに立って息をしている、ということ。

 

それだけでもう、

 

「よくここまで来れたな」

 

って思ってる。

 

少し大袈裟に聞こえるかもしれないけど、

 

それだけでも、凄いことだと思うんだ。

 

 

もうやれることはやった。

 

全落ち食らったあの日から、合格がワンチャンス掴めるって地点まで今日これたこと。

 

そして今ここにいること。

 

あらゆることに感謝して、

 

あとは俺の全力をそっと、そこに置いてくるだけ。

 

変に気負わず、淡々と。

 

この想いは絶対に届くはずだ。

 

では、行ってきます。

 

おやすみなさい。

 

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