2/13 早稲田大学、決戦前夜。
こんにちは、蓮です。
受験勉強、始めたてが一番楽しいのよね。志望校どうしようかな、何の参考書やろうかな、とか。でも、逆に一番しんどいのは、今この直前期だと思う。俺は落ちるかもって毎日不安だし、それでもなお、日々頑張り続けなくちゃいけない。己との闘いだよね。入試まであと2週間、諦めず走り抜くよ、ぽや。
— 二浪宅浪の蓮 (@ren_wsd) 2020年2月1日
このツイートから、二週間が経ちました。
今までの人生の中でも、死ぬほど貴重で、重い「二週間」だった。
仮面先で生活を送っていた頃は、「はやく二週間経たないかな~」なんて思ってたけど、「こんなにも"重い"時間ってあるんだ」って初めて知りました。
そしてついに、この日が来ましたね。
陰キャラ帰宅部仮面浪人が "スポーツ"科学部 を受けるのはちょっと───ってそんな贅沢、死文二浪が言える資格はねぇ!ってことで初戦はスポ科です。明日行って参ります。 pic.twitter.com/Hsqi78ApsN
— 二浪宅浪の蓮 (@ren_wsd) 2020年2月13日
明日は初陣です、『スポーツ科学部』。
今まで受けたことなかったんですけど、思いきって受けてみることにしました。
緊張は少ししてますけど、センターの時よりかは安心してます。
一年間を軽く振り返りつつ、この場を通して出発の覚悟を決めたいと思います。
「逃げてもいずれやってくる。」
「転生」しても、必ず向き合わなきゃいけない日が来るんだ。
去年の今頃、俺はもう二浪する、って心ではわかってた。
こんなもん作ったりしてさ。
「来年なら絶対受かる!」なんて言って。
「多浪して早稲田に入れば深みが出るからよりカッコよくね?」なんて思ったりして。
まぁ結局落ちた。
案の定、だよね。
でも、やっぱりしんどかったよ。
仮面失敗残留留年っていう事実は受け止め難かったし、
もう一度仮面先の学生としてリスタートする気力もなかった。
でも、気づいたらまたここを目指してたんだよね。
全落ちした翌日、「この足を止めたら二度と立ち上がれない」って体がわかってたのかな。
自分に喝を入れるために、早稲田に行ったんだ。
これは、ブログのヘッダー画像に使ってる写真なんだけど、
実はこれ、俺が全落ちした翌日に撮った写真だったんだよね。
「俺はもう二度と負けない」って、ゾロみたいなセリフを大隈さんに誓った時だ。
「始まり」にふさわしいでしょ?
こうして俺の二浪生活は始まったんだ。
でもさ、友人たちはそんな俺を置いてどんどん合格していくんだよね。
カラオケ行ったりしてさ、なんか「受験って終わるんだな」って思った瞬間だった。
予備校の友達は進学先決まってさ、履修の話とかしてるしね、
そん時は、まるで自分のことのように友人を祝えて、メンタルが楽かったな。
でも、かたや俺はさ、二浪するってもう覚悟決めてたから、全落ちしたその翌日から、一刻でも早く追いつくために、すぐ受験勉強を始めたんだ。
新しい単語帳やってみようと思って『シス単』を買った。笑
カラオケ行ってもそこで単語帳見たりしてさ。そん時の写真。今シス単使ってないけど笑
楽しかったよ、「現実」と向き合わないことが許されたこの時間は。
そして迎えた「仮面浪人二年目」。
残留と留年が確定し、2年生としてまた仮面先に通うことになった時。
あの時の絶望は忘れられないね。
もう、やっていける気がしなかった。
「また一から始めるのか、俺の傷はまだ癒えていないのに。」
でも全部俺の責任だからさ。
時は待ってくれないんだな、って痛感した。
学内では「仮面浪人してたんでしょ?笑」って、イジリだろうけど、かなりキツいダメージ受けてさ。
残留決まってから再び登校した4月、個別授業の奴らに「え、お前早稲田うけたんでしょ笑」って言われてから、もう引き下がれない、って思って逆にその場で堂々と「今年は休学してまたリベンジする」って宣言したな…。残留者への風当たりはたまに強いけど、今年二倍にして返したるわ
— 二浪宅浪の蓮 (@ren_wsd) 2020年2月9日
ムカついたから、2倍にして返そう、って思って、宣言して。
本当にしんどかったよ、何もかも。
端折るけど、結果的にフル単して休学を許されて宅浪して、今ここに至っている。
休学なんてね、去年は、土下座案件でお願いしても許されなかったからさ、
休学できただけでも、だいぶ進歩だと思うんだ。
受験費を稼ぐために、毎月10万円以上。去年以上にバイトをしたし、
受験勉強と大学の勉強の並行も、どちらも本気でやればやるほど、労力も、プレッシャーも、全て含めてしんどかった。
メンタル面だってそうだ。遊びも全部断った。
去年は半年くらい遊んでたけど、今年は全く遊んでない。
大きなイベントはたった数回だけ。本当に必要最低限のカタルシスを得るだけに留まった。
そんな限られた時間でも、高校の同級生と月一で模試終わりにご飯を食べたり、大学の友達と将来について話し合ったり、
短い時間でも「友人と触れ合う大切さ」が、俗世から距離を置くことで改めて分かったかな。
でも正直、辛かった。
何が辛かったか。
現実逃避をしても、そこには常に、「不安」があった。
浪人生は、真の意味で「メンタル解放」にならないんよね。
「俺、こんなことやってるけど勉強しなくていいのかな…また落ちるぞ?」
みたいな。心から楽しめないんだ。
エナジードリンクを飲んで、1人でメンタルを解放してる時の方が、だいぶ気持ちは楽だったよ。
だから今年はめちゃくちゃエナドリ飲んだよ。
俺のブログでも、ちょくちょく出てくる魔剤。宅浪期間の間でどれほど飲んだか知りたかったから、ずっとフタを保管してたんよね。
たぶん、これ以外の捨てた分を含めたら、100本をゆうに超えてると思います。笑
それほど、メンタルがやられてたってことですね、、、二浪宅浪のエゲつなさを説明するには、この画像1つで充分でしょう。。。
話逸れたかな、
今年は本当に、精神面では、かなりしんどい丸一年間だった。
「成功」すれば、オールオッケー!
でも「失敗」したら、全部無駄。
そんな考えをするようになってしまったのは、仕方のないことだった。
そりゃ、何年も浪人続けたら、もう戻れないところまできてる、っていう自覚がそうさせるからね。
でも、この「結果主義」の考え方だと、成功しても燃え尽きてしまうし、
失敗したら、もう立ち直れなくて、本当にこんな人生に価値なんてないから自殺するかもしれない。
生きると死ぬ、その真ん中あたりで、己の"結果主義"と闘いながら過ごす毎日だった。
すごく「過去の自分に囚われてる」というか、先の見えない毎日は「未来がない」日々ばかりだったんだよね。
でも、そんな"先の見えない日々"の中で1つ学んだことは、
「未来は幾らでもデザインできるし、変えられる。」
ということ。
「運命は変えられるんだ」って、今年出会ったある友人から教わった。
彼のおかげで、未来に対する見方が少しだけ良い方向に変わったんだ。
失敗したらその時で、考えればいいじゃないか。
今クヨクヨしてもしゃあないし、できることをやろうよ。
そうやって、この道を辞めたくなる自分を鼓舞させて、300数日、進んできた。
成功したら、それはそれでいい。燃え尽きるな。
失敗しても、そこから学べ、新たに舵を切れ、受験を続けるかどうかはその時また考えろ、と。
サンクコスト的な考えで「失った機会費用」って考えてしまうから、なお仮面を辞められない浪人スパイラル、合格すること以外の救済は無い。
— 二浪宅浪の蓮 (@ren_wsd) 2020年2月4日
しかし受験は必ず不合格者がいるのも事実で、これが仮面の闇、親や他者との関係も地獄。
サンクコスト的な考えに囚われずに、「今」の自分で勝負してきます。
結果主義に苦しんでいた頃と比べて、だいぶ「変わったな」って思えるよ。
見た目や身分は何にも変化してないんだけどさ、この一年を通して、精神的に大きく成長できたと思う。
結果がどうであれ、ここまで進んできて、足を止めないでこれて、本当に良かった。
今日俺が生きてる、ってだけでも奇跡だ。
正直、死にたい、って思うポイントはいくつもあった。
生きる価値とは?みたいな記事も書いたことあるしね、本当にきつかった。
でも、先の見えない毎日を1つずつ乗り越えてこれたこと
自分が今ここに立って息をしている、ということ。
それだけでもう、
「よくここまで来れたな」
って思ってる。
少し大袈裟に聞こえるかもしれないけど、
それだけでも、凄いことだと思うんだ。
もうやれることはやった。
全落ち食らったあの日から、合格がワンチャンス掴めるって地点まで今日これたこと。
そして今ここにいること。
あらゆることに感謝して、
あとは俺の全力をそっと、そこに置いてくるだけ。
変に気負わず、淡々と。
この想いは絶対に届くはずだ。
では、行ってきます。
おやすみなさい。