仮面二浪の早稲田受験記

仮面二浪の早稲田合格記

これは、仮面失敗残留留年の二浪が、早稲田大学に逆転合格し、夢を叶える物語。

2/18~20 「限界点」と、早稲田3連戦を終えて。

 

こんにちは、蓮です。

 

お待たせいたしました、無事3連戦が終わりました。

 

入試3日間にわけて書いていこうと思います。

 

3日分なので、ちょっと長くなるかもしれません、ご了承お願いします、

 

 

 

2/18 第二戦目 人間科学部

 

2/18。時刻は22:15。

人科の入試を終え、今ブログを書いています。

 

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出発前に撮りました。

 

僕が泊っているホテルは去年も利用したところなので、会場に向かうルートは把握していました。

 

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戸山公園を20分ほど歩く

 

花粉が舞っててきつかったんですけども!笑

 

入試前に森林浴をしつつ、歩くことで脳を活性化させることができるので、僕はこのルートを気に入ってます。

 

戸山キャンパスのほうから向かうので、早稲田大学本キャン周辺に着くまでは受験生の姿が一切見れないから安心するんですけど、

 

鯛焼き屋のある通りに出ると、一気に受験生の波にのまれるんですよね、、

 

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買ったことないんですけども

 

ここを抜けたら、もう入試会場です。

 

周りが緊張して歩いている中、僕は堂々と行きましたよ笑

 

この地点からBUMPの『GO』と『ray』を続けて聴いたらなんと、ちょうど15号館の前で曲が終了したので、これはラッキーだと思って、安心して臨めました。

 

「ここまで繋いだ足跡が 後ろから声を揃えて歌う」

 

 

 

いや~、やっぱり疲れますね。

 

マークミスが無いように細心の注意を払うし、途中でトイレに行けないから精神状態も極限だし、解答も全問根拠をもって答えなきゃ、って思ってるし、

 

とにかく精神的にも、肉体的にも疲れる~!!!

 

昨日のキャリーケースが重すぎて、朝起きたら右半身が筋肉痛でした。二浪宅浪、体力なさすぎて草なんですけども。。

 

うーん、試験の出来は「普通」くらいかな。

 

脳内でずっと、「ぺこぱ」の松陰寺がツッコんでたよ笑

 

「いや、文法問題がムズイならできなくたっていい!!長文で取り返そう。」

「いや、時間が足りないならできるところからやればいい!!悪くないだろう。」

 

って感じで、ポジティブにツッコミながらやってました。笑

 

夕飯は天丼を食べに行きました。

 

 

去年、社学の前日にも、ここに来ました。

 

改めてケジメをつけるために、そして、うまいもん食ってメンタル解放ですね。

 

あと、なんとホテルで偶然、早稲田志望の友人に遭遇しました。

 

 

フロアまでも一緒でびっくりしました。。。

 

このツイートにも書いたけど、やっぱり「運命って変えられる」んだね。

 

Twitterをやってなかったら。あの時僕が「会おうぜ」って言ってなかったら。

 

ホテルですれ違ったとしても、全く赤の「他人」としてスルーしていたであろうはずの運命が、「友人」になっていて。

 

早稲田を目指す「敵」として存在したハズの運命が、いつの間にか共闘する「仲間」になっていて。

 

本来交わるはずのない世界線が交わったことを、改めて実感したね。

 

やっぱり、「あるべき世界」なんてないんだよ、世界はいくらでもデザインできる。

 

 

さて、僕はもう寝ます。

 

明日は教育学部です。

 

以前にも書いてきたけど、ついに「本命」です。過去問も一番力を入れてやってきたし、一番いい勝負ができるところだと思っている。

 

だから、絶対に成功させたい。

 

でも、力み過ぎず。センターで学んだことを活かして、「成功」を意識しすぎず、できることからやって総合点を上げて行こう、って気持ちで行きます。

 

じゃあ、僕はもう寝ます。また明日。

 

 

2/19 第三戦目 教育学部

 

12:07。

英語の試験が終わった今書いています。

 

今日の試験中に、ちょっとしたトラブルがありました。

 

 

最初に解き始めた時は、傾向が変わってるのに気づいて、メンタルが楽かった。

 

大問1が難なく終わり、「お、これいけんじゃね?」って調子に乗ってたんですけど、大問2の整序の問題たった1問に詰まり、5分考えてもわからない

 

「あれ…ヤバいんじゃね?」

 

ってなったけどとりあえず次、の精神で次の大問行ったけど、次の大問でも整序が出てる。

 

「あれ、これもわかんなくね…?もしかしてヤバいんじゃね?」

 

ってなってからは、ワーキングメモリが「ヤバい」の感情で満たされまくって、

 

大問4のテーマが複雑でキツかったのも相まって、きたんですよ、

 

スランプが。

 

あーこれセンターの時に経験したやつね、ってすぐ切り替えて、焦りで火照った全身を鎮めるように、瞑想に入りました。

 

問題を閉じて1〜3分間目を瞑る。何も考えない。心が落ち着いたら、自分が今ここにいる意義を考える。色々思い出して、全ては今日の為にやってきただろ、って、平常心に戻って。

 

そこから、また大問4を解き始めたら、意外と普通に読めました。

 

残りの大問5も普通に読めて、結果的に10分余ったので、大問4と整序を見直しました。でもやはり整序は分からなかったから、飛ばして正解でしたね!笑

 

ヤバいんじゃね、の種を作る原因は「慢心」から来ると思うから、その反動が大きくて自己がブレたのだと思います。

 

「ヤバい」でワーキングメモリを満たす前に、少しでも「ヤバい」って感じたら、そこで瞑想しようと思います。

 

とりあえず、英語は耐え切った。次、頑張ります…

 

 

試験、終わりました。時刻は1:24、寝る前に書いています。

 

今日の夕飯はとんかつを食べました。油物はよくないって言われてますが、昼に食欲無くて断食してたので、夕飯は大目にしました。

 

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今日の諸々の思いは全て、寝る前にここに書いておこうと思います。

 

だから、不安を言うのはこれで最後。

 

正直、教育落ちたと思います。

 

試験が終わった時は、今までにない感覚でした。ベストを尽くせました。

 

 

良問ぞろいの問題で、文句なく努力が反映される試験でした。素の自分の実力を試されてるみたいで。

 

だから、本当に、自分の持ってる力を全て置いてくることができました。

 

「きっともうこれ以上の力は出せない、もうこれ以上伸びないゴム」のように、最大限に出し切った。

 

だからこそ、受かりたかった。

 

でも、これじゃだめだ。

 

世界史の復習を兼ねて、明日に活かすために問題を解きなおしたんですよ。そしたら肝心なところも含め、ミス連発。

最終的に自己採点は目標点より下がり、「耐え」のラインを割ってすらしてしまいました。

 

ワンチャンスを期待して、「英語もダメだったら受験終わりや、頼む」って英語を採点してみたんですけど、安定の英語でも目標を割ってしまい、さらに易化していたそうなのでプラス1割は必要、だから結果的に「耐え」のラインを割ってしまいました。

 

もう国語にかけるしかないけど、これもガッツリできた気がしない。

 

もうこの瞬間にわかった、ダメだ。

 

やっぱり、一番力をかけて対策た教育がこの結果だと、もう全部無理なんじゃないか、って不安になるのは当然で。

 

 

ホテルの戻って一人になったら、呼吸ができなくなってしまった。喉の奥に栓があって、それが閉じてるような感覚で。

 

明日は本命の政経なんですけど、もっと自信がなくなってしまいました。

 

その気持ちを正直にツイートしたところ、いろんな方から応援メッセージをいただきました。ありがとうございます。。

 

 

今年出会った浪人の友人からも。


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確かに、辛くても今年は前に進んでこれたし、終電効果で滑り込めるかもしれない。

 

だから、最後まで諦めない。

 

諦めてロープから手を離したら、もう「終わり」だけど、諦めずに掴んでいる瞬間だけは、まだ「終わって」もないし、なんならまだ「始まって」もいない。

 

絶対に諦めないで、ベスト尽くしてきます。

 

もう常に手汗がやまないくらい緊張してるけど、平常心で。

 

あと「頑張る」って言葉、もう辞めます。いつしか、この言葉が自分にプレッシャーを与えていたような気がします。

 

もう今こそ、淡々と。今までの歴史を、そこに置くだけ。ブレない、雑念のない心で、明日行ってきます。

 

不安は全部今日で終わり、ここにすべて捨てていきました。

 

だから、受験票とペンと体一つもって臨んできます。

 

では、また明日。平常心で。 

 

 

2/20 第四戦目 政治経済学部

 

試験が終わり、カフェでこの記事を書いてます。

 

最後に新宿でなんか食べて帰ろうと思って。夕飯は、かつ煮にしました。連戦初日の人科の時も食べたんですけどね、なんか食べたくて。

 

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今日で連戦が終わって、あとは実家に帰るだけだったんですけど、なんと電車が混みすぎてて乗れないっていう!笑

 

スーツケースあるし、疲れてるし、なんなんどんだけ不運なんだよ!って思いながら反対方向の電車に乗ってノリで丸の内に来ました。

 

超コアな人ならわかるかもしれないけど、早稲田祭終わったあともこのスタバでブログ書いてました笑 知らんがなって感じだけど。

 

 

さて、以下「反省」を書いていきたいと思います。

 

だいぶ長くなると思います。ごめんなさい。

 

正直メチャクチャ今メンタルキツいです。

 

言葉にして昇華させます。

 

 

 

 

今回の試験がだいぶむずかったんだ。特に国語と世界史。

 

英語はかなりできたと思うんだ。

さらに自由英作文のテーマが、「スマホは10代に悪影響を及ぼすか?」っていう。

実はこれ、思いっきりヤマに当たったんですよ!

英検のライティングで「SNSは若者にとって悪影響か?」って記事がお気に入りで、何度も見てたんですよ。だから困らなかった。

 

もちろん「悪影響は及ぼさない」「①対話機会の拡大:SNSを通じたコミュニケーション機会の増加、社会的に孤立した子の改善に繋がる」「②情報の拡散:災害時に情報を手に入れられる、親と連絡を取り続けられる」って書けました。これらに「スマホを使うことで」を追加するだけ。

 

「去年から伸びた!最高!」ってなってたんですけど、国語が輝かなかった。

去年8割取れてたのに、多分ダメです、明確に根拠をもって解答しきれませんでした。古文むずいし、グチャっとして終わってしまった。

 

頼みの綱を世界史にかけたんだけど、ありえんくらい難しくて。もう心が折れてしまった。こんなん「運ゲー」じゃん、って。独学でここまでくるのはすごく苦労したけど、まさかこんな試験で人生が決まるなんて。まるで勉強してないのと一緒じゃん、って。

 

もう絶望だった。

 

数学選択で高得点取ったやつには負ける。標準化を加味して、俺が世界史で「平均ライン」を超えてたら大きなアドに化けるけど、感覚それ以下だろうし、ライン割ってたら、ただビハインドを取って死ぬだけ、って知ってたから。

 

でもさ、こういうのも全部含めて「試験」なんだよね。

 

正直、もう受験したくない、って思った。

 

これは「逃げたい」って意味じゃなくて、

 

「もう無理」なんじゃないかってこと。

 

「限界」を感じてしまったんだ。

 

 

長くなると思うが言わせてくれ。

 

早稲田の問題は鬼畜すぎる。もはや「運ゲー」だ。

 

負け犬の遠吠えっぽいけど、3年やって本当にそう感じる。英国はわかるんだ、むしろ好きだ。でも、問題は"選択科目の世界史"だ。

 

2択までは絞れるけど、完全に解答できないようになってる。鬼畜。今日なんて露骨すぎた。これで何人が人生決まると思ってんだ。

 

歴史で入学定員を絞るのは2通りだって気づいた。

 

①基礎的な問題を出して、それらを落とすような奴を落とす、いわゆる良問試験

②鬼畜2択問題を出して、最後は「運」で制裁する鬼畜試験

 

この2通りしかない。①は、人科教育、すごくわかりやすい。「早慶レベル」の基礎を抑えていれば、周りが勝手に落としていくから自動的に自分だけ受かる試験だ。俺は基礎問を落としまくって「落ちる側」になってしまたので偉そうに言えないが。

 

②は、社学。2つセットで絞らせたり、年号で処理させたり。今まで政経は①と②のミックスだったが、今回は確実に②。日本史、政治経済の知識がないと解けないようになってて、異次元すぎた。「世界史」部分も難易度が高いワードが多くてきつかった。資料から推測させるのでさらに難しい。幸い、俺は「政治経済」をかじっていたので、ニューディール政策の論述は完答できたが、他は無理だった。「世界史」に登場しない「犬養毅」を書かせるんだぞ?一応書けたが。中受かよ。

 

まぁ、不満はここで終わり。でも、俺はいつの間にか「入試問題を研究するレベル」まで早稲田に挑んでいることが分かって少し成長を感じた。今までは勘でマークしても何ら罪悪感などない人間だったからね。

 

でもやはり「一生がかかってる」試験となると、こんな運ゲーで人生が決まっては納得がいかない。理不尽とすら思える。

 

しかし、幅広い教養があれば、解答不能ではない問題であった。

 

つまり、できるやつは教科書の範疇を越えてても、難なくできる。これが一番悔しいのだ。

 

「勘に頼るしかないほど歯が立たない」なら、基礎から叩き直して土台に立ってまた受けに来ればいいだけ。

「努力が足りなかった」なら、謙虚に努力を一年間詰めばいいだけ。

 

これらはそれぞれ俺の現役、一浪時の反省だ。しかし今回は話は別だ。

 

もうこれ以上ない、ってくらい頑張った。

努力は死ぬほどした。それこそ命を懸けて。

 

しかし、届かない。「届かない」のだ。

 

精一杯背伸びして限界まで手を伸ばしても、届かない何かの「差」を感じた。

 

運ゲーをも制する圧倒的な教養」、「本番でもパ二クらずベストを尽くせる能力」、「1年という長いスパンを耐え抜き、〆切までに間に合わせる計画能力」「毎日手を抜かず、かつ成長し続ける姿勢」「環境に左右されない遂行能力」「安定したメンタル管理能力」

 

政経の英語・現代文なんてとくにそうだ、経済論・ジャーナリズム論・政治思想論など。「政経」らしく文章の背景に「素の教養」が試されている。問題用紙の裏に、魔物が潜んでいる。

 

俺はこの「魔物」に即死キルされて、試験後は理不尽に死んだような感覚だった。

 

もう、「何に負けた」のかわからない。

 

でも、「負けた」のは事実で。確実に、俺のレベルが低かった。

 

難しすぎて歯が立たない模試を受けた後のような気分だった。

 

でもこれって、「努力」の範疇を超えていないか?

 

もうこんなんだったら一生勝てないやんけ。

 

俺は運要素なしで勝ちたいんだ。「勝ちに行く」ってそういうことだ。

 

なのに、なんで...!!どうしてこの「差」が埋まらない!!!

 

「天性の天才」ネジに勝てない、「努力の天才」ロックリーの気持ちだ。

 

こんなにストイックにやってきたのに、、、もうここが「限界」なのか?ってなってしまった。

 

 

正直、もうこれ以上頑張れない。メンタルが持たない。それくらい自分を追い込んでやってきた自負があったし、それでも間違いなく今日まで進んでこれたのは事実だ。

 

でも、おそらく負けだ。勝てなかった。

 

自己を保つ為に「ここで諦めるのか、、?」って常に自分に問いかけているけれども。

 

本音は、「諦めて言いわけないだろ俺の”覚悟”はそんなもんじゃねぇよ」って即答するんだけどさ、

 

しかし、今はもうこれ以上何をやったらいいのかわからない。

 

「才能」「教養」「適応能力」「続けるメンタル」「環境」どうやったら勝てるんだ。もうわからない。

 

圧倒的「差」壁を埋めるにはどうしたら。。埋めたいけれど、動き出せない。

 

、、、、しかし!!!!

 

ここで足を止めたらもう二度と次へ歩き出せなくなるって、痛いほどわかってる。

 

正直、どうしたらいいかわからないんだ。

 

でも、勝ちたい。

 

進みたくても進めない状況に居る今。

 

ここが人生のターニングポイントなんだな、って思ってる。

 

まだ社会科学部の試合が残ってるけど、正直勝算は低い。過去問の優先順位は最後に回したし、充分に対策できていない。うえ、去年の「差」は圧倒的だった。

 

勝算は無い。絶望への消化試合だ。

 

でも、諦めることはしない。

 

とりあえず、記憶の維持だけはしようと思う。歴史をキープして、諦めないで挑みます。

 

正直絶望的なメンタルでもう歩けそうにないけれど。

 

まだやれるって信じてやってきます。

 

今年の4月は大隈講堂前で、"早大生"として紺碧を歌うって決めてるから。

 

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入試の日に撮った

 

走り抜け。”限界を超える”。

 

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